<第3部> 私たちのスター・ウォーズ
1977年、ジョージ・ルーカス氏によって後に「新たなる希望(エピソード4)」という副題になる、映画「スター・ウォーズ」シリーズが世の中に発表されました。それから約40年、全9部作をもって、そのサーガ(物語)は2019年に一旦幕を閉じました。
この「スペース・オペラ」といわれる作品群全ての音楽を担当したのが、ジョン・ウィリアムズ氏です。映画中で奏でられた音楽の数々は、映画音楽という枠を超えて世界中の人々の耳に届き、いまや現代におけるクラシック(古典)音楽と言っても過言ではありません。
今回の舞台では、特に多くの世代にとって有名な、1977年から1983年に発表された「旧三部作(エピソード4~6)」の音楽を、映画のストーリーに沿って、お客さまと一緒に体験していきたいと思います。
◆演奏曲
「スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望」より メイン・タイトル/王女レイアのテーマ/王座の間とエンド・タイトル
「スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲」より 小惑星の原野/ハン・ソロとレイア姫/帝国のマーチ
「スター・ウォーズ エピソード6/ジェダイの帰還」より イウォーク族の行進/森林での戦い
◆今回舞台の「ストーリー」
『遠い昔、遙か彼方の銀河で』
壮大な音響(メイン・タイトル)が映画の幕開けを告げた後、同盟軍の宇宙船が帝国軍の巨大宇宙船に捕獲されるところから映画が始まります。
『惑星タトゥイーン』
砂漠ばかりの惑星「タトゥイーン」に降り立ったドロイド(ロボット)のC-3POとR2-D2が、原住民のジャワに邪魔されながらを珍道中を始めます。彼らは主人公ルークに出会って、王女でありながら同盟軍のリーダーであるレイアからのメッセージを伝えます(王女レイアのテーマ)
『帝国に追われて』
場面は変わり、荒くれ者のハン・ソロが操縦するミレニアム・ファルコン号に乗ったルークとレイア姫たちは、帝国軍に追い立てられて小惑星帯に逃げ込みます(小惑星の原野)。やがてレイア姫とハン・ソロはお互いの思いを確かめます(ハン・ソロとレイア姫)。
『惑星エンドア』
森林に囲まれた惑星に逃げ込んだレイア姫たちは、原住民のイウォーク族に出会います(イウォーク族の行進)。やがて打ち解けた彼らは、力を合わせて帝国軍に立ち向かいます。
『帝国との闘いと勝利』
帝国軍の巨大宇宙要塞「デス・スター」の設計図を盗み出した同盟軍は、戦闘機Xウィングを操縦するルークにハン・ソロが加勢してデス・スターを爆破し、見事帝国軍を打ち破ります。基地に帰還したルークたちは、式典で王女レイアから勲章を授与されて物語を終えます(王座の間とエンド・タイトル)。
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